自分の教職時代の経験を振り返り「私も教えた子がいっぱい自衛隊にいるんです。いっぱい苦しんでますよ。でも、分かってほしいのは、自衛隊に行く子供たちって、経済的に厳しい子どもたちが行くんですよ。豊かな子どもたちは、自衛隊とかなりませんよ」と述べたことに起因するものです。これは、ろくに事実を調べもせず、思い込みで自衛官を侮蔑する内容で、決して許されるものではありません。私などは自衛官の息子として育ち、極めて慎ましい生活でしたので、思わず「だから何だ!」と言い返したくなります。
しかし、私がそれ以上に気になるのは、このトンデモ発言で彼女が伝えようとしたものは何か、ということです。
子ども向けの防衛白書を例にとり、近隣の国を「敵国」として子どもに教えるべきではないと述べています。その上で「危機を煽ることで自衛官という職業をことさら美化してはならない」これが一番伝えたかったのではないかと思っています。
ここからは私の憶測ですが、「自衛官の多くは使命感で職業を選んでいる訳ではなく、多くの人は経済的な厳しさから選んでいるだけなのだ」と伝えたかったのでしょう。
災害や安全保障や最も危険な任務つく自衛官を、自らは一番安全な場所から平和だけを語り、しかも「自衛隊に入った教え子たちの苦しみ」に訳知り顔で同情を寄せる口ぶりには、怒りしかありません。およそ救いがたい人物だと思います。
かつてフランスのド・ゴール大統領が士官候補生の卒業で語った有名な言葉があります。
「諸君は、軍人になったことでフランス一番の金持ちになる夢は諦めなさい。その代わり、フランス一番の名誉と誇りが与えらるだろう!」
古賀議員に噛み締めて欲しい言葉です。(熊本県自衛隊家族会会長:光永邦保)